アリコは「保険」じゃなかった
仕事を辞めて医学生になる時。
数年間の無収入に耐えられるよう、生活の規模を大規模に縮小した。
まず車を売った。ガソリン代、駐車場代、車検、保険、税金、オイル交換、タイヤ交換、その他いろいろ。車は持っているだけでもやたらお金が掛かる。一台は子供を育てる上で必要なので残したが、自分の乗っていた車は売り払った。変わりにハードオフで5千円の自転車を買った。
そして本を売った。すぐ手に入りそうな本、もう読まないだろう本は全部売った。大した金にはならなかった。他にもいらなそうなものは売った。全然金にならなかった。
保険もほとんど解約した。徹底的に見直して、安い定期保険に入りなおした。
しかし、アリコのドル建て終身保険だけは残しておいた。理由はいくつかある。途中解約は積み立てたお金が激しく元本割れをしてしまうこと。貯金をある程度ドルで持っていたので、それを掛け金にしていけば円の現金が減らないこと。解約せずとも、積み立てた掛け金を担保としてお金が借りれること、などだ。
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苦しい財政事情の中ですら残した保険。そのアリコが潰れるかも知れない。サブプライム問題と、より直接的にはリーマンブラザーズの破綻の影響で、アリコの本体であるAIGが破綻の危機に陥っている。
いつの間にそんな話になったんだ。最近忙しくて、世の中の経済の流れをウオッチしていなかった。アリコの保険に入る頃には「アリコは安心のトリプルA」とか言ってCMをしていたもんだが、いつの間にかすっかり格付けも下がっている。
アリコは山ほどCMを打っている。つまりマスコミの大切なスポンサー様だ。だからAIGの危機は伝えても、その傘下にアリコがあることは伝えない。リーマンブラザーズの話はいくらしても、それよりずーーっと影響のあるAIGの事はほとんど伝えない。
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結局850億ドルの公的支援が得られて何とかなりそうだけど(参照↓)。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33801120080917
買ったのは「保険」なんだよ?なんで「保険」に心配しないといけないんだ?安心するための商品が保険だろうが!
と、むなしく突っ込んでみる。
あー、畜生。
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